
2011年3月11日、東日本大震災が発生し、1時間以内に東北各地を津波が襲いました。
私たちが住む、岩手県陸前高田市も例外ではありません。
人口の8%に近い1860名を超える犠牲が出ました。
そして街の機能はほとんど全てが建物ごと流されてしまいました。
その被害を出した津波の津波到達地点は市内だけで約170kmに及びます。
その後に判明したのが「過去にも今回と同規模の津波が三陸沿岸で発生していた」ということです。
17mを超える津波の可能性が、震災前から声高に叫ばれていれば。
震災前の防潮堤には、限界があることを知らされていれば。
津波によって奪われた命はもっと少なくて済んだのではないかと今も頭を巡ります。
"桜ライン311"はその想いを同じくする者が集まり設立されました。
もう一度同じことが発生した時に被害を最小に抑えるために、「桜」を津波の到達地点に植樹し、後世に伝承することで被害軽減を目指し活動しています。本数としての目標は市内に17,000本の植樹を行なうこと、そして後世に残していくための維持管理です。
また津波の怖さ・備えの重要性を子孫の世代まで風化させない為に、全国各地よりご依頼をいただき講演会を実施させて頂いています。災害の多い日本という国において津波に限らず、災害への対策が「マナー」として身に付くように啓発活動を行なっています。
そして私たちが作っている桜ラインが陸前高田市の財産として、住民の皆さんに受入れられ語り継がれていく為に。「まちづくり」の一環として活用してもらえるように、陸前高田市や教育機関との連携を行なっています。
桜を植樹し震災被害を後世に伝える。"桜ライン311"の取り組みから学ぶ減災・防災について
■団体紹介2011年3月11日、東日本大震災が発生し、1時間以内に東北各地を津波が襲いました。私たちが住む、岩手県陸前高田市も例外ではありません。約170kmにも亘って津波が押し寄せ、世帯甚大な被害をうけました。そ...
@岩手県 陸前高田市 3時間(内容により90分程度から最大3時間程度まで) 1~30名